第1回オンライン人生塾「新型コロナとまちづくり」出版記念講演の所感

第1回オンライン人生塾「新型コロナとまちづくり」出版記念講演の所感

                  研究わくわく人生塾 塾長33期 渡邊 豊
コロナ禍で1年半ほど実施を見送ってきました大阪支部の人生塾ですが、
支部にZoom環境が整い、約80名とのオンラインが可能となりました。
今回は、オンライン人生塾のトライアル講義として、副学長の足立基浩先生に
「新型コロナとまちづくり」出版記念講演をいただきました。

7月3日(土)の13時から14時半でしたが、約70名の会員が参加し、講演後の質疑応答も活発に行われました。
ご参加の皆様の熱心さに恐縮いたしました。
記念講演のポイントですが、まずは自己紹介をいただき、「一期一笑」の教育方針やゼミの活動(イギリス留学やマスコミ界での活躍など)からお話いただけました。

この本は大学生以上の方が対象でありながら、既に増刷とのことで、「新型コロナの正体」「新型コロナとどのように戦うのか」を研究テーマに取材され、原稿を書き上げられたとのことです。
細かい本の内容は是非、ご一読頂ければと思います。

今回の講演のポイントと質疑のポイントだけ簡単に報告させて頂きます。
講義のポイント:
・日本と海外でのロックダウンなどの対応の違い
・緊急事態宣言の効果と課題では約6兆円のマイナス効果
・インバウンドの観光回復は2023年秋以降くらいからでは
・10期橋本一男様の「コロナに明け暮れた一年の記録」が参考になった
・空間統計の研究から、6ヶ月周期の波で、実は8月ころ大きな第3波が来る
・JR和歌山駅前がいちばん密集しているが、宣言以降は空洞化した。真面目な県民性
・地域のつながりを理解し安くする「ネットワーク分析」
・経営の選択肢(オプション)を価値化するリアルオプション法
・AIによるプログラミング活用での予想
・こだわりの事例紹介(地域の中での工夫と地方から人を呼び込んでの工夫)
・先生がアドバイスされた南海和歌山大学前駅での屋外髪カットイベントが全国で話題に・テレワークの受入によるコロナでの地方の活性化(白浜町など)
最後に、新型コロナのワクチン普及での沈静化を期待するとともに、各地域の工夫によるまちづくりやデジタル化対応を用いた地域の底力が試されると結ばれました。

質疑のポイント:
・統計学の活用について、科学的な政策の必要性
・リスク管理については、世界史など過去の事例から学ぶことが大切
・エリアマネンジメントは補助金に頼らない民間主導が重要でリターン最大化を目指す
・世界を知り、地域を知る人材養成の大切さやリレーションマーケティング(町ゼミ等)
同窓会を中国やウズベキスタン、英国、米国にも拡げてゆく活動にも是非協力して行きたいと感じました。
足立先生にはご多用なところ本当にありがとうございました。

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