ニュージーランド通信10

昨晩台湾高雄に着きました。桃園空港から高雄まで新幹線で移動しましたが車内が大変混んでいて自由席は120%程度の混雑で当然席はありません。しかし乗ってすぐ3人の方から席を譲られ台湾の方の親切が身に沁みました。ニュージーランドの人達の温か味も忘れ難いですが台湾はその上を行く温かさでこれらと比べると日本の温か味は少々雑味が加わった感じです。もう暫くニュージーランド通信をお届けし、その後台湾の情報をお伝えします。                         ********************************少年探偵団   神原克收

10 羊の行き先
 前にも書いたがニュージーランドの人口は500万に対し羊は6,000万頭もいる。勿論羊毛が主目
的ではあるが、羊そのものの最後はどうなるのか気になる。地元スーパーではラム肉はほんの少しし
かなくマトンも少ない。私も初めて知ったのだがラムは生後6カ月以内の肉で大変高価なので大量に
出回ることはない。マトンはNZでは好まれなくて殆どが豚が食べられないイスラム教国に生きたま
ま送られるとのこと。

ニュージーランド通信9

ようやく本日帰国の途につきます。
今朝がた深夜に相当強い雨が降り少々心配しましたがネットで確認すると日中の降水確率は20-30%、フライト情報でもさしたる欠航は出ていないので無事帰国できるとを信じ、これから空港に向かいます。

ニュージーランド通信9をお送りします。******少年探偵団    神原克收

9 洪水余話
 歴史的洪水による空港の混乱は前回ご報告したが、それに纏わる話題。
1洪水から3日後のオークランド市内中心部を見て回ったが洪水被害の爪痕はほぼ片付いていた。
 しかし細部には随所に傷跡が見られた。

2ホテルが値上げしている。最初に泊ったホテル同士で比較すると2割程度値が上っている感じ。
 値段もさることながら満杯で取り難いし、NZ航空が用意してくれたホテルも34,000円/部屋と
 高いが洪水の影響でハウスキーパーの女性が出勤出来ないと言ってタオルの交換もしてくれない。
 全てのホテルが同じ状況かどうかは判らないが、サービス低下は免れない感じ。
3 NZ航空の窓口に5時間並んだことは前回報告したが、全員にではないものの椅子も用意され、並
 んでいる間に水が2回、スナック菓子が2回配布された。やはりニュージーランドは心も温い。
4 洪水発生後オークランドで3泊したがその間に2回携帯がけたたましく鳴り、周辺の人達の携帯 
 も鳴った。「国家緊急警報」である。詳しくは読んでいないが雨雲が近付いていて大雨の可能性が 
 高い。「不要不急の外出は・・・」以下は日本でもお馴染みのお役所の決まり文句のようである、 
 周囲の人達には緊張感は微塵も感じられず、この辺は日本と同じだなぁと変なところで感心した。

ニュージーランド通信8

ニュージーランド旅行は終わり本来ですと日本に帰国済みのはずですが、豪雨被害で航空便が欠航したため現在は帰国便の出発待ちでクライストチャーチのホテルに滞在中です。
その辺の経緯をニュージーランド通信8に記しましたので興味のある方はご覧下さい。

少年探偵団 神原克收

8 ニュージーランドの豪雨被害
 既に報道でご存知の通りNZ最大都市オークランドで記録的な大雨が降り大きな被害が出た。その
煽りでNZから帰国予定便が2日続けて欠航となりその対応に振り回された。
 帰国前夜にNZ航空から突然欠航のメールが入り、そこから2日間対応に走り回りようやく帰国便
も決まり3日遅れ乍ら帰国の目途がたち、現在はNZ航空提供のホテルで寛いでいる。
  経過は次の通りです。
28日(帰国前夜)夜NZ航空から翌日の搭乗予定便の欠航通知あり⇒ NZ航空の電話が全く繋がらず
同行の K氏と相談し取り敢えずクライストチャーチからオークランドに飛ぶことにした。⇒早朝にも
拘らず空港は大混乱でNZ航空職員の情報共有が出来ておらず何を訊いてもまともな返事がもらえ
ず。⇒ K氏は即断即決飛んでいる便を利用して3回乗り継ぎながら翌々日日本着の便で帰国した。⇒
一方の私は別便で手配するも決済段階でトラブり当日は諦めてホテルを取り引き上げた(ホテル確保
で大変難儀した)。⇒本日早朝から空港に駆け付け NZ航空発券窓口に並ぶ(並んでどうなるかはそ
の時点では判らないまま並んだ)と共にネットで帰国可能なルート検索を続け、割高ながらこれで帰
国することを決心し購入手続きをしたが4枚持参したカードが全てダメで又も決済段階でトラブル⇒
そうこうする内に列に並んだ結果どうなるかが次第に明らかになり航空便手配を中止して並び続け、
5時間並ん順番がきた⇒そのあとはパスポートを提示しただけで翌々日発の代替ルートを提示され発
券手続きも全てその場でやってくれた。当然追加費用はゼロで尚且つ1泊分のホテルと往復タクシー
券をくれた。その間の時間は約30分、和やかな雰囲気ながら担当者の必死さがヒシヒシ伝わりそれ
まで斜めになりかけていた気持ちが暖かくなり、目出度しめでたし。
※ 今回は天災の為本来はホテル供与はないが特例で1泊分だけサービス。
残りの2泊分は自己負担。

ニュージーランド通信7

ニュージーランド旅行も最終訪問地のダニーデンに来て今日から2泊します。
今回は全てコンドミニアムに泊りましたが3~5寝室の部屋やツイン3室などに宿泊しました。
1か所を除いて広さ十分、広い居間やダイニングキッチンがありホテルでは味わえない贅沢感一杯の旅でした。
ニュージーランドの住宅事情は日本より遙に豊かと感じました。
ニュージーランド通信7をお売りします。少年探偵団  神原克收

7 NZ の親切
 NZの人は皆親切である。各種アクティビティのチケットは取り難いが、ダメなものはダメという
態度ではなく、何とかして我々顧客の要望に応えたいと一生懸命に努力をしてくれる。あるツアの
予約日を間違えて参加しなかった時も、無料で翌日のツアに振り替えてくれたこともある。スーパ
ーや色んなお店でも質問には面倒臭がらずとことん聞いてくれる。レストランで「これはどんな調
理か?」と訊ねると実に丁寧に説明してくれる。メニューにない料理でも説明すると面倒臭がらず
応じてくれることもある。どこのお店でも接客は笑顔で丁寧、チップ目当ての笑顔ではなく、心か
らの温か味のある応対で 実に気持ちいい。
ニュージーランドでは薄利多売という概念ではなく何事も一つ一つ丁寧な手作り感覚で客に応対し
ている感じがする。それでいて食事代が日本とほぼ同じと言うことは素材が日本より安いというこ
とであろう。一方アクティビティ料金は圧倒的に人件費のウエイトが高いので日本より割高感が出
るのであろう。

ニュージーランド通信6

今日はマウントクックを眺めながら、氷河が湖に落ち込む現場まで高速艇で行った。
流氷をいくつも見たり触ったりし、改めて氷河の後退すの速さ、流氷の圧倒的な大きさ・流氷の神秘的なブルー・氷の固さなどを膚で感じながら感動的な2時間ほどを過ごした。
ニュージーランド通信6をお送りします。

6 NZの山は禿山ばかり
 NZをドライブすると広大な草原に羊や牛が放牧され牧歌的で美しい景色の連続である。しかし丘
や山には殆ど木がなく禿山ばかりで、これでよく災害が起きないものだと心配になる。旅の途中で知
り合ったNZ在住のS氏に訊くとNZの山は殆どが岩山で木が生える環境でないからで、災害がない
のは人口も少ないので災害の危険があるところには人は住まないからだとのこと。
 樹木に覆われた美しさの日本、禿山の連続ながら牧歌的で美しいNZ。でも土砂災害が多いのは日
本で乱開発のつけを払わされている。

ニュージーランド通信5

旅も残すところ1週間となった。
昨晩はレイクテカポでそれはそれはきれいな星空を日本語ガイドの案内で堪能した。
今日はマウントクックの麓に移動し投宿している。

ニュージーランド通信5をお送りします。少年探偵団   神原克收

5 地震の爪痕 
 クライストチャーチが地震に襲われたのは2011年2月22日。東日本大震災は同じ年の3月11
日。東日本の復興はかなり進んだがクライストチャーチは今なお傷跡が多くみられる。象徴的な大聖
堂は昨年震災後11年経ってようやく建て替えることが決まり工事が始まった。
 それ以外にも12年経った今でも随所に大きな空き地があり震災の大きさを物語ると共に復興の遅
れを露呈している。復興の遅れの主たる原因は資金の問題だが関連部署の折り合いの悪さも大きく影
響しているとはNZ在住の日本人の感想である。同じ年に起きた東日本大震災と比べ復興の遅れは明
らかで天災に加え人災がそれを倍加しているのであろう。

ニュージーランド通信4

ニュージーランドでの食事は朝はスーパーで買ったものを部屋で食べる。
昼食は観光の途中Cafeで簡単に済まし夜はレストランで本格的な食事をする、というのが今回の食事スタイル。夜の部屋食も贅沢感一杯で旅の醍醐味。
朝昼晩いずれも美味しく今まで不味いと思ったことは一度もない。値段も日本並みでhappy~happy !!!

3 NZの物価
 NZの物価は高いと脅かされてきた。しかし来てみると食費は日本と殆ど同じ水準、アクティビテ
ィの費用は少々高めと感じる程度で、ビックリするレベルではない。衣料品は日本よりかなり高い。
過去13日間の内外食は8回でその値段は平均2,950円/人。食べた料理の内容から判断して日本と
ドッコイドッコイである。「先進国で日本の物価が一番安い」というのも事実であろう。
 スーパーでの値段は女性陣の感覚で食品全般に日本とほぼ同じ水準とのこと。特に肉類、乳製品は
日本より可成り安く新鮮で美味しい。スーパーは巨大で日本の人口の1/20しかいない国で何故これ
だけ巨大な店が維持出来るのかとても不思議だ。観光客が多いのは事実だが寒い冬の閑散期など経営
が維持できるのかと心配になる。

ニュージーランド通信3

3 ニュージーランドの気候
 ニュージーランドは「1日に四季がある」と言われるが正にそれを実感している。風が無ければ
日中・朝夕共に半袖で十分だが、風があれば日中でも薄手の長袖を羽織るし、朝夕はダウンを羽織る
こともある。しかし寒さの感度は人さまざまで半袖・半パンの人から本格的なダウンの人まで色んな
服装が同時に見られ面白い。
 ニュージーランドは南北に長く北海道から本州の長さとほぼ同じで当然南北の温度差は大きい。
南半球のニュージーランドと北半球の日本では南緯と北緯の違いはあるが北島のオークランドは宇都
宮、南島のクライストチャーチは旭川とほぼ同じ緯度にあり当然気候も大きく異なる。オークランド
では日本の日本海側の気候に似てぐずついた天気の日が多かったが南島では晴れた日が多い。
 現在クライストチャーチだがこの後訪れるクイーンズタウンは稚内と同じ緯度なので真夏とは言え
寒さ対策を十分とって回りたい。

ニュージーランド通信2

2   ニ ュ ー ジ ー ラ ン ド は ど こ で も 混 ん で い る
 ニュージーランドに来て10日になる。北島の旅を終え現在フェリーで南島へ移動中である。
 北島での印象の第一は何事も早め早めの予約が必要ということ。毎日の観光と生活で欠かせないの
が食事とアクティビティ。どちらも予約をしておかないと思うようには取れない。食事は何とかなる
にしてもアクティビティは思う日時に取れないと行動予定がガタガタになる。到着当初は現場に行っ
て満席で断られることが続き、その後は事前予約するようにした。しかしそれでも前日の予約では満
席であったり思うような時間帯では取れない。それに懲りて南島では数日前から予約するべく計画を
早めに立てるよう行動スタイルの修正を余儀なくされている。
 予約は勿論ネットで取るが我々老夫婦では時間が掛かって思うようにいかない。しかし今回は幸い
若い女性2人が一緒なので彼女達が携帯を自由に駆使してあっと言う間に予約を取ってくれる。今後
のNZ旅行ではスマホの使いこなしが必須と痛感した。

ニュージーランド通信1 少年探偵団 神原克收

1 旅の概要
 今回の旅は3夫婦6人を予定していたが1組が都合でキャンセルし、その穴埋めをもう一組夫婦の娘2
人に加わってもらい予定通り6人となった。
 北島10日、南島14日、往復2日の計26日間、レンタカーで回る旅である。
①マスク姿殆どなし。偶にあると日本人他アジア人である。
②レストランはどこも満員で予約を取っておかないと探すのが大変。
③各地のアクティビティも予約を取るのが大変。予約はネットで取るが残り少なくなったチケットの
 取得手続きをしている間に売り切れになること度々。
④ことほど左様に観光客はコロナ前に戻った感じ。但し中国人は依然として少なく、彼らが帰ってき
 たら混雑が一層ひどくなると思うと今着て良かったとつくづく思う。
⑤気候は真夏なので基本的には暑いが、雨が降ったり風が出たりすると急速に温度が下がり結構寒 
 い。Tシャツ+ショートパンツの人からダウンコートを着る人まで様々で概して欧米人は薄着をしてい
 る。
⑥30前後の若い女性2人がいると希望の店を見付けたり、場所の特定、営業時間やチケットの予約、
 在庫のあるなし等々何でもスマホであっと言う間にやってくれる。ガイドブックを見てそれを追い
 かける我々世代とは旅行の質そのものが全く異なり感心することしきり。